本記事で得られる知識

ネット通販を始めるにあたって、出店しているショップ運営者が行わなければいけないマーチャンダイズ業務について解説します。

記事の前提

個人や零細企業で、未経験でネット通販を行っている、もしくはこれから行おうとしてる方向けです。

記事の信頼性

ネット通販業者を約13年運営しています。

 

マーチャンダイズ業務とは

フロントエンド業務・バックヤード業務での作業効率も意識しながら、

売れる商品を開発・買付して、

マーケティングも行っていく業務となります。

 

1.商品開発・商品買付

ネット通販では、売るものがなければそもそも成立しません。

販売する商品を開発、もしくは国内・海外で買付する必要があります。

 

商品開発

顧客ニーズをリサーチして、市場規模・売上予測を立て、

売上だけでなく利益を揚げるために必要なコストに抑える形で、

市場にない製品を開発します

 

開発とは言っても、自社に製造工場があればいいですが、

実際は自社工場を持たない業者の方が大半です。

 

他社との差別化を図りながらも、

製造コストを抑える必要があるため、

金型に対する投資費用の回収と合わせて、

最適なロット数で発注できるように、

販売予測を念入りに行う必要があります。

 

商品の買付

既製品でも魅力がある場合にはその業者と交渉して、

買付を行うのも差別化の第一歩です。

 

日本国内の国産品は基本的にはほぼ飽和しているような状態なので、

買付というと、海外製品を対象に行われることが多いです。

 

ロットや物価・社会情勢・政治情勢に絡んで、

製造時の人件費が安く済む国もジャンルごとに存在しますので、

安く仕入れる上では海外買い付けも主流です。

 

国外に範囲を広げた既存品の買付というのが正しい言い方かもしれませんが、

海外商品を仕入れる場合は、製造扱いとなるため、

うまく海外の買付業者と交渉して、

オリジナルの色で塗装してもらったり、

輸入後に独自にオプションをつけるなどして、

低コストにて差別化を図ることもあります。

 

2.発注計画業務

商品開発・買付の上で、売る商品が確定すると、

次は販売予測に基づいて、ロット数を確定させ、

実際に輸入・仕入れの手配を進めます。

 

海外からの輸入であれば、

メーカーから日本国内の倉庫までのプロセスも

事細かく計画・確定していきます。

 

また、初回は念入りな計画をねっていきますが、

定常業務として発注計画がスムーズに行えるように仕組み化します。

バックヤード業務担当者が、データで次回予測を出して発注数を確定し、

マーチャンダイズ担当者は最後の部分だけ、

最終調整と確定だけ行うように定常業務としての発注業務をスリム化します。

 

3.マーケティング業務

売る商品が決まったあとは、

フロントエンド業務担当者・バックヤード業務担当者と協議しながら、

マーケティング戦略を定めて実行にうつしていきます。

 

輸入品の場合はより長期的な計画にはなりますが、

販売予定日からさかのぼって、

SNS戦略・広告戦略・商品ページ、

ランディングページ作成のためのデザイン設計・画像撮影・コーディングを行っていきます。

 

画像撮影については、予めサンプル品を手にしていることが多いので、

このサンプル品を元に画像撮影を行います。

 

実物については、包装や梱包資材、パッケージのデザイン、

取り扱い説明書、商品の梱包するリーフレットなどについて

フロントエンド業務のスタッフと協議しながら、

詰めていくことになります。

 

また、バックヤード業務の担当者と協議しながら、

入荷予定数に基づいて、倉庫スペースを確保する段取り、

入荷時検品・出荷前検品の内容の確認と作業への落とし込み、

商品知識についてカスタマー対応スタッフへの教育のためのマニュアル作成など

を行います。

 

更に商品の出荷作業時に、商品に同梱するリーフレットや使用するダンボールなどについても確認し、

出荷作業時に、出荷作業者が正しく梱包するものを梱包し、同梱するものを同梱して、

単純作業で作業を行えるような、オペレーションと段取りを構築していきます。

 

商品の質を高めることと、商品が売れる戦略を立てる

商品の質がいいからと言って、

人に知られなければ、売れるとは限りません。

 

かと言って、どんなに優れたマーケティング戦略を立てても、

商品の質を越えたキャッチコピーを謳うことはできません。

 

商品の質と、商品を知ってもらうという2点を突き詰めていくのが、

マーチャンダイズ業務になります。