本記事で得られる知識
ネット通販を始めるにあたって、出店しているショップ運営者が行わなければいけない業務の基礎について解説します。
記事の前提
個人や零細企業で、未経験でネット通販を行っている、もしくはこれから行おうとしてる方向けです。
記事の信頼性
ネット通販業者を約13年運営しています。
ネット通販業務とは
ネットショップ運営では、個人事業主でも零細でも大きく3つの種類に分けて業務を行っていきます。
1.フロントエンド業務
フロントエンド業務は、商品を閲覧ユーザーに注文してもらうところまでの戦略のうち、そのユーザーの目に映る部分・耳で聞こえる部分を担う業務です。
ネット通販では実物ではなく商品ページに書かれている情報や画像を参考に、
お客様が買うかどうか判断します。
商品ページの出品登録・画像の制作や、
お店全体のページの制作、販売を強化したい商品についての
ランディングページの制作などがこれにあたります。
昨今では、スマホの普及により誰でも簡単にほしい商品を探せるようになりました。
2010年代半ばまでは、出品して当たり障りもない商品でも、
アピールポイントがきちんと書かれて、
画像がきっちりしていれば、そこそこ売れる時代でした。
しかし、昨今は情報を提供する側のコストも大幅に下がったことで
誰でも簡単に商品をスマホ一台で登録できるようになり、
携帯自体のカメラの性能があがり、
無料なのに高品質な画像編集アプリも増えてきて、
出品できる人のコストが下がったことで、
検索結果として表示される情報自体も過多となっています。
潜在的なお客様は、ほしい商品を思いついたキーワードで検索して、
目的の商品やページが出てくるまでスクロールしまくるので、
画像については一瞬、商品ページについても約5秒以内で
スクロールを止めてあなたの商品ページをタップするといった、
一瞬の判断でページへ引き込む構成作りが必要になってきています。
そもそも情報過多の状態でできるだけ多くのユーザーに見てもらう対策、
目に入った耳に入った時点で手を止めてページをクリック・タップしてもらう対策、
商品や画像を見てほしいと思ってもらえるページ作り
といったことがフロントエンド業務では問われます。
詳しくはこちら :
フロントエンド業務をわかりやすく解説!失敗しないためのネット通販店舗運営の基本知識
2.マーチャンダイズ業務
マーチャンダイズ業務は、商品の開発からお客様から購入頂くまでのプロセスの中で、
販売する商品について、お客様の目に映らない戦略や意思決定が伴う業務を指します。
具体的にあげますと、
商品の開発(もしくはバイヤーとしての商品開拓)、
マーケティング、マーケティングに基づいたブランディングや販売ターゲットの策定、
売上予測に基づく計画的な発注、
管理会計に基づく利益予想などがあげられます。
詳しくはこちら :
マーチャンダイズ業務をわかりやすく解説!失敗しないためのネット通販店舗運営の基本知識
2.バックヤード業務
バックヤード業務は、注文を受けてから商品を発送してご注文代金を請求するまでの業務と、
マーチャンダイズ業務で組まれた発注の入庫処理、
在庫調整、検品・棚卸し、
注文の受注処理、ピッキング・梱包・出荷、
カスタマー対応などを指します。
デザイナーやコーダーと呼ばれるクリエーター業務であるフロントエンド業務や、
売る商品を決めたり、販売商品のマーケティングといった経営的要素とは違い、
泥臭く人の目には映らない、作業と日々の細かなメンテナンスを要する、
縁の下の力持ちな業務になりますが、
ここが機能しないと、そもそもお客様に代金を請求できないので、
ネット通販業務が成り立つために必要不可欠な要素です。
詳しくはこちら :
バックヤード業務をわかりやすく解説!失敗しないためのネット通販店舗運営の基本知識
3種類の業務のバランスが重要
マーチャンダイズ業務、フロントエンド業務、バックヤード業務の3つのバランスが保たれることで、
ネット通販は成り立っています。
ネット通販業務を行う中で成長に伴って必要なバランスは異なりますが、
基本的には、このどれかが1つ欠けるだけで、
高い売上を上げているのに利益率が低い、もしくは赤字だったり、
売上の増加率が横ばい近いにも関わらず、
人件費だけが増えていったりと、
本来あるべき売上と利益のバランスや、
健全なキャッシュフロー、
業務に費やす時間の余裕を保つことが難しくなります。
